2010年9月1日水曜日

はじまり

それは、奈良の大仏殿内での出来事。

北西に立つ、四天王像の一体、広目天を写真に収めていた。

ファインダーから目を離した瞬間、修学旅行の小学生3人が、話しかけて来た。

『すいません、この像は、なんの神様なんですか?』

えっ、

なんの神様?

あ、

えーと、

広目天だから、広い・・・目・・・かみさま・・・

とっさに、頭を回転させてみたものの、答えはまとまらず。

ごめん、おぢさんもまだよく分からないんだあー

『・・・3人の小学生は、軽く会釈すると無言で立ち去った』


わ、

なんか、まずいなあ。

オトナとして、まずいなあ。

がっかりしたあの子達の様子が、忘れられない。



修学旅行以来の大仏殿。

平城遷都1300年ということでやって来た奈良。

初日、午前中の一発目の事件としては、かなり衝撃的。


何かが、胸につかえたまま・・・



いや、やっぱりまずい、日本人としてまずい気がしてきたんです。


今、学ばなければ一生知らずに終わってしまうかもしれない。


それが、始まりでした・・・





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